長野県工業技術総合センター
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平成16年度長野県精密工業試験場外部評価結果について

T 評価の目的・方法

1.      評価の目的

2.      実施方法

3.      外部評価委員の構成

4.      評価時点

U 議事日程及び議事録

V 評価結果

1.      事業評価

(1) 測定技術、光学測定技術、金属材料評価技術

(2) 精密加工技術

(3) 化学分析技術、表面処理技術

(4) 電子測定技術、電子機器評価技術

(5) 半導体技術

2.      総合評価

(1) 試験場の役割

(2) 試験場の機能

(3) 試験場の体制

(4) 将来に向けての提言

W 総括

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平成16年度長野県精密工業試験場外部評価結果について

T 評価の目的・方法

1. 評価の目的

外部評価の目的は、長野県工業関係試験場外部評価実施要領の冒頭で以下のように定められており、これにより二年に一度の外部評価委員会を実施しました。

「工業関係試験場(以下「試験場」という。)が県民や地域産業に広く貢献していくた めには、研究開発の方向や業務が県民や地域産業のニーズと合致していることが前提と なる。このため、試験場が行う研究課題や機関として果たす機能等について、外部の視点からの意見を取り入れ、客観的に評価を受けることにより、より効率的・効果的な業 務の推進を図る。

   また、評価内容を公開することで、試験場に対する県民の理解を促進する。」

(長野県工業関係試験場外部評価実施要領から抜粋)

(1)     外部評価実施要領評価基準

(2)     総合評価票事業評価票

2. 実施方法

試験場が行っている全ての事業を対象にして、試験場全体の役割、機能、体制等についての評価を総合評価とし、試験場が実施している支援事業の技術分野ごとの評価を事業評価としました。各評価に評価項目を定めて、大旨、その優劣の度合いを5段階で評価していただきました。

(1) 総合評価

精密工業試験場のミッションとしては、長野県組織規則で工業の発展に寄与することを目的とすること、及び、測定部から半導体部に至るまでの5部についてそのつかさどる技術分野を定められています。

このために、中小企業のニーズに対応することを最優先にして、中小企業にとって役立つ試験研究、指導に関する事務に取り組む。精密工業試験場では、事業の柱として、次の5つを掲げて実践することとしています。

@技術相談・助言事業

A依頼試験事業

B施設開放事業

C人材養成事業

D研究開発事業

総合評価では、試験場の役割(ミッション)が企業支援として適正であるか、また、試験場のミッション達成に向けて事業が機能しているか、さらにミッション達成に向けて人、設備、予算などの体制は適正か、等の評価項目に分けて評価項目となっています。

(2) 事業評価

支援すべき技術分野ごとに技術部門として部が組織されています。大きく5つに各技術分野ごとに、技術相談・助言事業、依頼試験事業、施設開放事業、人材養成事業、研究開発事業の5つの事業を実施していますが、企業支援としての各事業が評価項目となっています。

3. 外部評価委員の構成敬称略)

機関区分

所属機関・役職

氏名

学術機関

諏訪東京理科大学
システム工学部長 教授

谷  辰夫

信州大学
地域共同研究センター長

深海 龍夫

工業振興団体

(社)中部電子工業技術センター 会長

(株)KOA 代表取締役 社長

向山  孝一

シンクタンク

(財)長野経済研究所
調査部長

平尾  勇

政策・研究機関

(独)産業技術総合研究所
ものづくり先端技術センター長

森  和男

企業

ルビコン(株)
第1研究部長

伊藤  勝

(株)小松精機工作所
専務取締役 工場長

小松  誠

潟nーモニック・ドライブ・システムズ穂高工場 未来事業本部
取締役 開発技術執行役員

笹原 政勝

(株)平出精密
代表取締役 社長

平出 正彦

セイコーエプソン(株)
生産技術開発本部長

森  昭雄

4. 評価時点

 平成15年度〜平成18年度分について

U 議事日程及び議事録

1.議事日程  平成17年1月12日(水) 午前10時から午後5時まで

時間

内容

午前10時〜12時まで

業務全体概要説明、実地調査

午後1時〜午後4時10分まで

事業評価

午後4時10分〜午後5時まで

質疑、討論、総合評価

 

2.議事録(gijiroku.pdfを参照)

V 評価結果

 全体概要説明により試験場事業の全体を把握していただいた上で、技術分野別の事業評価を受け、その後、総合評価をしていただきました。その結果を事業評価、総合評価の順に示します。

1.   事業評価

(1) 精密測定技術、光学測定技術、金属材料評価技術

ア 技術相談助言事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

0人

7人

2人

0人

0人

いただいたコメント

・品質保証、仕様高度化により、企業の直面している問題が増加している中、校正の出前作業は高く評価したい。

・測定・評価結果に対するフォローアップを十分に行っている。

・中小企業に対する測定分野での指導は、国際競争力をつける上で重要なポイントだろうと思います。

@ 地域のものづくり力をアップするには試験場でなければできないこと、つまり、より工学的・科学的なバックアップが重要。こうした知識を企業に伝えて欲しい。

A-1 若い社員が次々と企業内に入る事から、測定評価の取扱いまでの相談に対応して欲しい。

A-2 ハード面の開放と同時に、操作及び測定方法等(実験計画法)も含めた教育をする必要がある。

B 全自動全数検査手法に関する相談はどの程度あるのか。

【いただいたコメントへのお答え】

@ 技術情報の提供は技術相談、依頼試験などを通して行っていますが、企業から情報を提供いただける貴重な場ともなっています。試験場にとって重要な業務であり、迅速な対応に努めています。

A 測定値の信頼性確保には機器の管理、正確な操作、適切な測定手法等が要求されます。新規導入された設備説明会の折りに、それらを含めた研修会を開催していきます。ご要望により、職員を派遣した研修会開催も実施します。

B 全自動全数検査手法までの課題は僅かです。専門の企業をご紹介し、既に稼働している例があります。

イ 依頼試験事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

1人

8人

0人

0人

0人

いただいたコメント

・積極的に事業を行っている。

・日本の強い製品分野(光学系等)に寄与が大きい。

・技術の進展に伴い、新しい測定が増加すると思う。

@ 校正の事業化に関する見解は(?) − 事業化しても良いのではないか

A-1 測定器の校正が速やかに行える事は中小企業にとって非常に有益。但し、件数と人員の関係から継続性をどの様にするかが課題。

A-2 人数が不足ではないか。(活動の範囲に比較して)

B 時間的に充分な繰り返し試験ができないのではないかと心配。

【いただいたコメントへのお答え】

・微小部品、微細形状への対応が当面の課題と考えています。そのための対応を進めています。

@ 事業化可能な分野へは既に民間企業が参入していますので、試験場は必要とされながらも事業化しにくい技術サービスを主体に展開しています。

A 一つの技術に対して二名配置を原則としています。一名が主担当、他一名が副担当として互いに役割分担し、主担当不在時の対応や技術の伝承に努めています。必要最小人員二名を充てていますが、業務が多忙で重複する場合は十分な対応ができないこともあります。

B 限られた人員、設備のなかで厳しい納期を迫られていますが、測定値の信頼性確保を最優先にして業務を行っています。

ウ 施設開放事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

3人

3人

3人

0人

0人

いただいたコメント

・品質保証、仕様高度化により、企業の直面している問題が増加している

・開放を事業の中心据えていることは望ましい。産業界での応用につながっているようだ。職員の少ない状況では、こういう形がよいと思う。

・積極的に事業を行っている。

・日本の強い製品分野(光学系等)に寄与が大きい。

@ 機械操作方法の修得と使用認定制度を作って欲しい。

【いただいたコメントへのお答え】

@ 現在は、必要な機器操作方法をその都度ご説明することを基本にし、利用される方の習熟度に応じた対応を行っています。平成17年度に総合センター全体で使用認定制度の検討を行い、できるところから導入していきます。

エ 人材養成事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

0人

5人

4人

0人

0人

いただいたコメント

・品質工学による相談事業は将来性を感ずる。

・品質工学は是非広めて戴きたい。

・品質工学観点からの最適条件探索研究は興味深い。

@ 基礎理論に関する教育・啓蒙を継続して欲しい。(例えば、表面粗度、歯車加工法等)

【いただいたコメントへのお答え】

・長野県品質工学研究会を通し、品質工学の普及を継続的に実施したいと考えています。初心者への教育についても研究会でフォローし、初めての方でも安心して参加頂けるようにしています。

@ 表面粗さの規格ように幅広く普及すべき情報は、業務成果発表会や研修会を通し逐次お知らせしたいと考えています。また、ニーズに応じて産業技術大学校講座に組み入れたいと思います。さらに、ご要望により、職員を派遣した研修会開催も実施します。また、ニーズに応じて産業技術大学校講座に組み入れたいと思います。

オ 研究開発事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

0人

4人

5人

0人

0人

いただいたコメント

・評価技術の高度化は継続して行う必要がある。期待したい。

・地味な分野だが技術力を高める地力となるものと思う

@ 最先端技術情報の入手、ベンチマーキング等を常時実施して欲しい。

A 加工中での測定

B CAD、CAM、CATのサイクルに生かせるデータ取り等、時代が求める動きも対応すべく

C-1 高精度2次元テーブル等、すぐに使用できる研究は速く進めて欲しい

C-2 高精度位置決テーブルというテーマは必要か?→超精密

・微小(微細よりも微小)部品を高精度に測定する技術は、国内産業にとって重要。更に力を入れる方向が良い。

・特許出願にも結びつけて欲しい。

【いただいたコメントへのお答え】

@ 試験場の専門技術領域については、学会誌、技術情報誌、展示会等を通した情報収集を行っています。得られた情報は技術相談や業務成果発表会等で幅広く提供しています。

A H17計画している研究の中で加工機上での測定を取り上げる予定です。

B 技術の方向としてCATは避けて通れない課題と考えています。CATは試験場を利用いただく個々の企業と試験場の一対一の対応が要求される技術になりますので、今後幅広い議論が必要と考えています。

C 高感度センサと高精度、高分解能な二次元テーブルの組み合わせにより、微小部品に対応可能な高精度、高分解能な測定機を実現したいと考えています。

(2) 精密加工技術

ア 技術相談助言事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

1人

4人

4人

0人

0人

いただいたコメント

・精密加工は日本の物造り生き残りの最重要技術。企業に技術技能を蓄積する能力向上の為の助言は有効

・短期的な改善・改良への対応と、長期的な研究開発をうまくバランスさせて行っている。こうした方向をさらに強力に進めて欲しい。

@ この地域の強みである「精密加工」をどう方向付けるかが重要

A 加工技術に関するグローバル視点での情報収集及びベンチマーキングの実施を。(生き残る為に何が必要か。日本以外のレベルはどうか。日本の強みは何か。)

公費で毎年何人かを海外に派遣すべき、と考える。(先ず層を厚くする為に)

B 多くの相談を全て受けられる様な人の配置する必要がある。

【いただいたコメントへのお答え】

@ 伝統的な精密機械加工技術をレベルアップするためにより一層の微細化、高精度化を推進するとともに、精密加工の次世代技術として注目される高エネルギビーム加工法の地域への導入、普及を図ります。

A 関連学会、技術セミナー、展示会等への参加や技術情報誌等の購読、先進企業や学術機関等外部との交流を積極的に進めて常に最新情報を入手し、技術動向を把握して地域企業支援に反映させるように努めます。職員が視野を広げグローバルな視点を持つことは大変重要なことと考えており、職員の海外派遣は制度上も認められています。職務上本当に必要であるかどうかという観点から、個々のケースについて判断されております。しかし、現状は、県の財政が非常に逼迫していることから、公費による海外派遣は大変厳しい状況です。

B 当場で対応できない技術分野の相談は対応可能な他試験場に照会するなど、工業関係試験場全体で対応するようにしています。また、技術アドバイザー制度等により外部有識者に対応していただくことも行っています。4月以降は工業技術総合センターとして業務量に応じた柔軟な人員配置を行い効率的な業務運営を行っていきます。

イ 依頼試験事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

2人

5人

2人

0人

0人

いただいたコメント

@ 中小企業がより有効に活用できる方向ですすめていただきたい。多少依頼費用が高くなっても迅速に対応できる方がよい。

A 解析技術の支援、依頼が迅速に受けられれば企業にとって有益である。

B この地域にない光エネルギー応用機器の導入を望みます。

【いただいたコメントへのお答え】

@     限られた人員・設備ですが、できる限り迅速対応に努めます。例えば、解析依頼の増加に対応するため副担当職員を養成中です。

A     解析依頼の増加に対応するため副担当職員を養成中です。

B     産学官連携プロジェクトにより導入する方向で検討中です。

ウ 施設開放事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

2人

4人

3人

0人

0人

いただいたコメント

・中小企業のためのオープンラボ構想の推進を支持する。(3人)

@ 施設開放に関わる資格制度を望む。

【いただいたコメントへのお答え】

@ 平成17年度に総合センター全体で使用認定制度の検討を行い、できるところから導入していきます。

エ 人材養成事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

2人

4人

3人

0人

0人

いただいたコメント

・工業高校の先生の教育は重要

・長野県精密加工技術研究会の運営は評価できる。

@ 解析技術の助言・支援を求める傾向は強くなると思う。

A 海外(先進国、途上国)への視察等も是非考えて欲しい。(長野県精密加工技術研究会)

B 県技術大学校を単位制とし、一年、二年、三年、四年と修得して行けるものを準備していって欲しい。

【いただいたコメントへのお答え】

@ 解析技術の副担当職員を養成中です。

A 職員が視野を広げグローバルな視点を持つことは大変重要なことと考えており、職員の海外派遣は制度上も認められています。職務上本当に必要であるかどうかという観点から、個々のケースについて判断されております。しかし、現状は、県の財政が非常に逼迫していることから、公費による海外派遣は大変厳しい状況です。

B 産業大学校講座は、経営管理や技術の向上を図るため、様々な研修・セミナーを実施しているもので、今後、体系的な人材育成プログラムの整備を進める中で検討して行きます。

オ 研究開発事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

2人

6人

1人

0人

0人

いただいたコメント

・地域のコアコンピテンスである精密加工の高度化に貢献する技術開発を行っている。開発されている技術は国内的に見てもトップクラスである。また地域の将来ビジョン(スマートデバイス)の実現に向けた開発戦略もよく検討されている。

・最適加工条件探索装置の成果は高く評価する。

・画像処理による検査技術開発は重要

・内容が絞られており、成果が期待できる。

・特許など客観的に評価できる成果を上げている。

・研究成果が少しずつ出てきているので、今までの経験がさらなる成果づくりに向かうものと思う。

@ さらに地域のニーズとものづくりの将来を踏まえ、地域経済の発展に貢献することを期待する。また、外部資金を獲得できる実力も備えているので、資金獲得もさらに積極的に行って欲しい。

A 常に世界の最先端の加工技術の把握、紹介、導入をして欲しい。

B 管理技術のレベルアップに注力を(画像処理自動検査機の開発を)−−時代の要請となってきている。

C MEMSとの境界

【いただいたコメントへのお答え】

@ 地域が目指すスマートデバイスの世界的供給基地形成を新技術導入により支援するため、微細加工の次世代技術として注目される高エネルギビーム加工法を核とする提案型産学官連携プロジェクトを検討しています。

A 関連学会、技術セミナー、展示会等への参加や技術情報誌等の購読、先進企業や学術機関等外部との交流を積極的に進めて常に最新情報を入手し、技術動向を把握して地域企業支援に反映させるように努めます。特に地域が必要とする技術については、産学官連携の下に導入に向けた取り組みを推進します。

B 画像処理による検査の自動化については、引き続き共同研究・受託研究等により支援して参ります。

C フォトリソグラフィと機械的加工法(含エネルギビームによる直彫り)の長所・短所を常に意識して実生産プロセスを考慮した研究開発に取り組みます。

(3) 化学分析技術、表面処理技術

ア 技術相談助言事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

1人

4人

4人

0人

0人

いただいたコメント

@ グリーン調達が始まり、化学物質について調査が必要となった。多い相談事例集(公開しても良いもの)等が欲しい。

A グリーン購入とは、RoHSとは何で、どう影響(具体的に)があるのかをまず企業の方に理解してもらっているか?

B 環境問題、品質トラブル対策等で相談が増加すると思う。日本、世界の規格、規制を中小企業で把握する事は時間的にも困難。的確に答えられる体制を望む。

C 自動車部品の観点での能力を持てないか。(今後必要になるものと思われる)−電子部品領域に偏っていないか。メッキ、熱処理は特殊工程→信頼性確保が重要(自動車部品)

【いただいたコメントへのお答え】

@ 総合センター全体で相談事例集を作成したいと考えます。

A 一機関だけで対応しきれない大きな課題と理解しています。昨年度、県主催で環境に関する研修会を実施しました。今後も様々な機関での講演会等が計画されており、連携しながら県内企業への周知を進めていきます。

B 関係機関との連携を密にし、情報提供ができるように努めています。

C 表面処理技術については機械部品への応用も視野に入れています。例えば、新たに特許出願した湿式めっきの新手法も電子的機能だけでなく、機械的機能の向上への応用展開も考えられものです。また、相談、依頼試験ではむしろ機械特性に絡む相談が多い状況であり、信頼性確保のための試験評価の充実に努めます。

イ 依頼試験事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

2人

6人

1人

0人

0人

いただいたコメント

・分析装置を保有していて産業界から信頼されている状況が伺われる。

@ 依頼試験が一番重要な分野である。依頼者のニーズ(依頼者自身の化学物質知識も含めて)を理解しているとすれば評価できる。

A-1 一企業では保有できない分析装置等が県内にある事は有益。迅速に対応できる体制強化が必要。

A-2 表面処理に関して特に需要が多くなって来るので是非対応を希望する。

B 分析料が多少高くなっても企業の色々な分析要望に対応できるよう設備導入、人材増強等検討していってもらいたい。

【いただいたコメントへのお答え】

・今後も高信頼性の確保及び迅速化につとめます。

@     依頼内容は製品或いは製造工程等に関わるトラブル解析のように非ルーティン的なものが多く、試験手法の入口から試験結果までを適宜アドバイスしながら進めています。

A     担当職員の複数体制化を進めて、迅速な対応の実現を図ります。

B 依頼試験等は、民間企業とのすみわけを促進します。また、総合センターとして業務量に応じた柔軟な人員配置を行い、効率的な業務運営を行っていきます。

ウ 施設開放事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

1人

4人

4人

0人

0人

いただいたコメント

・X線分析計の開放はありがたい。

@ 相談、依頼、施設開放とも件数がたいへん多い。依頼件数と実施数の間に最適な件数がある様に思う。

A 操作修得プログラムを作って、もっと多くの企業へ開放して欲しい。測定に行くまでのプロセスが長い事から、そのステップ、考え方の事前案内。

【いただいたコメントへのお答え】

・可能な分析機器の開放を進めます。

@ 限られた人数で対応するためには、簡易な試験等は企業の技術者が直接機器を使用してデータ取得する方法をとっています。

A 平成17年度に総合センター全体で使用認定制度の検討を行い、できるところから導入していきます。

エ 人材養成事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

0人

4人

5人

0人

0人

いただいたコメント

・出前講座は講師である一方、企業との交流から現場のニーズの把握と同時に企業の事例を知る事で研究者のOJTにもなると思う。活用される事が両者に効果的。

・出前講座には高い評価をしたい。

@-1 研究会での報告程度でなく主体となって分析セミナーなどの企画が望まれる。

@-2 環境対応に関わるセミナーを多く開催してほしい。

【いただいたコメントへのお答え】

・今後も継続したいと思います。場合により、分野を広げるよう場内のコンセンサスをとりたいと思います。

@ 昨年度、県主催で環境に関する研修会を実施しました。今後も様々な機関での講演会等が計画されており、連携しながら県内企業への周知を進めていきます。

オ 研究開発事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

0人

6人

3人

0人

0人

いただいたコメント

・新センサにつながる材料、技術に成果がでた事評価する。

@-1 環境問題が重視される時代の要請に極めて重要な位置を占める部門と考えます、

@-2 今後、環境対応の研究テーマが重要となろう。

A 有害物質の測定など定形的分析はできるだけ民間に渡し、分析手法の開発などに力を入れていくべき方向でよい。

B 表面処理は微細加工と次第にオーバーラップしつつある。加工部や電子部とも横の連携をより密接にし、新たな精密加工技術の開発を通じて地域の精密工業発展への貢献を期待したい。

C 工場内でのメッキ処理装置開発にも強いバックアップをしてほしい。

D ウェット処理とドライ処理との融合

・メッキ(一般的な)という分野は必要か?

【いただいたコメントへのお答え】

・現時点では、アイデアの段階であり、実用化に向けてさらに検討を進めます。

@ 他機関との連携により、環境負荷低減にむけた取り組みを引き続き進めます。

A 現状では測定方法が確立していないため相談、依頼試験、受託研究で対応しています。研究会等により分析ができる民間企業の育成を支援していきます。

B 内部での共同研究を進めているところでもあり、今後も引き続き検討していきます。

C 相談に応じて企業現場に出向いたり、共同研究等による技術支援を進めています。

D 精密加工業を中心とした製品の最終工程である表面処理企業が県内に多くあったことから技術支援課題として取り組んできました。最近は、ウェット、ドライの区別が薄れてきており、これまでの範疇に囚われない組織内連携を進めていきます。

(4) 電子測定技術、電子機器評価技術

ア 技術相談助言事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

2人

4人

3人

0人

0人

いただいたコメント

・校正事業社へのJCSS取得は企業支援の一つとして当場の役割の一つとして評価。

・校正試験は地味ではあるが最も基本的で重要な業務である。

・高周波用プリント基板設計手法(シミュレーション)は有効

@ 豊かな経験が試験場の中で継承されているかが心配だ。

【いただいたコメントへのお答え】

・電気標準・校正技術および電気計測技術の普及啓蒙に今後も取り組んでいきます。

@ 各技術分野をそれぞれ複数の職員で担当する体制を取り、試験場内での技術経験の蓄積が継承されるよう努めています。

イ 依頼試験事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

3人

3人

3人

0人

0人

いただいたコメント

・地元産業の基盤となる計測・評価のための活動を十分行っている。

・JCSS認定事業者が県内にあり活用できる事を評価する。

・電磁波ノイズ試験及び対策案検討は重要。

・評価技術も産業のニーズに応えるだけの精度などの機能の面で大変高度である。また、それに伴う開発支援も活発に行っており、競争力向上に寄与しているものと判断する。

@ 高精度抵抗測定法等は精密試験場で必要か?

A 多数の件数を処理している。好ましい処理件数はあるだろう。

【いただいたコメントへのお答え】

・今後も、計測評価技術での最先端を目指します。

@ 高精度電気計測全般の基盤となるもので、また最近は電子部品機器の絶縁性(超高抵抗)など製品評価面からの要請もあるため、取り組んでいます。

A 依頼試験は地域企業の喫緊な技術課題に即時的に対応する役割を果たしているので、今後もできる限り要請に応えていきたいと考えます。なお、従来から設備開放での対応拡大も進めています。

ウ 施設開放事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

3人

5人

1人

0人

0人

いただいたコメント

・非常に多くの開放がある事は当事業がニーズに一致しているということ。

・電波暗室など有効に利用されている。

@ 電波暗室の利用者は、県内優先で

A 電波暗室の開放は事業化を考えるべき、と考える。(設備の維持、更新の為にも)

【いただいたコメントへのお答え】

@ 県外企業は予約申込時期に制限があり、利用のほとんどは県内企業です。

A 現有設備の更新を目差す事業化を、設置後16年を経過した今から始めるのは、料金改定など困難もあります。県内中小企業の皆さんが利用しやすいことを優先した体制を継続したいと思います。

<人材養成事業>

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

0人

3人

6人

0人

0人

いただいたコメント

・電磁波ノイズ試験、EMCに対する教育は必要

@ EMC関連において、プレス等、塑性加工屋であってもアース対応接点等、素材技術から必要になったり、マイクロ波等の増幅器におけるメカ形状等、技術が複合化されて来ているので、その様な講座が必要。

【いただいたコメントへのお答え】

@ 踏み込んだ内容のもの(EMI測定技術など)については、今後個別の講習会等で検討していきます。また、技術相談や技術研修員受入制度も活用できますので、お気軽にご相談ください。

オ 研究開発事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

1人

8人

0人

0人

0人

いただいたコメント

・内製の機器(分圧器)具備は評価したい

・高周波化技術の研究に期待をしたい。(国際的競争力を維持して欲しい)

@-1 地域のニーズに対応する研究開発とシーズの発掘を希望する。

@-2 半導体部など関連部門との連携を深め、オンリーワン技術分野につながる新技術開発をさらに押し進めて欲しい。

・時代の要求を見なした中期的研究テーマと基本である材料からの取り組みは良い。

A 電子材料の開発は有効であるはずであるが、その場合に応用デバイスは何で、その材料候補を何にするか?

【いただいたコメントへのお答え】

@ プロジェクト化と連携の推進により、地域ニーズの解決に取り組みます。

A 大学や地域企業との連携を今後も更に進め、具体的ニーズに基づくデバイス開発に取り組みます。

(5) 半導体技術

ア 技術相談助言事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

0人

6人

3人

0人

0人

いただいたコメント

・企業秘密的相談が多いと想像するが、リーディングテクノロジーに関する情報や知識をさらに吸収し、地域の競争力強化に反映することを期待したい。

@ 故障対策に対して、問題の層別をして事前に資料として出す事は不可能か

【いただいたコメントへのお答え】

@ 企業秘密保持の面で問題のないものについて提示方法を検討します。

<依頼試験事業>

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

3人

2人

4人

0人

0人

いただいたコメント

・実用化に近い領域の依頼が多いのか、成果が挙がっているように思う。

・実装技術は重要

@ もうこれ以上は受ける事ができないと思う。現状は大変良いが、今後は違う仕組が必要。

A 磁気関連シミュレーションは中小企業の開発に有力な技術となる。今後この面の人材育成強化を望む。

【いただいたコメントへのお答え】

@ 企業ニーズに対応するため、業務の効率化や担当を複数体制化する等の改善を実行することにより迅速化に努めます。

A 企業ニーズに対応するため、職員の資質向上に努めます。

ウ 施設開放事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

3人

2人

4人

0人

0人

いただいたコメント

@ 開放、試作加工増加傾向への対策が必要。

A MEMS技術開発は大きくその設備に依存する。この地域の特性によりMEMSデバイスは重要要素であり、その技術、設備の充実を図るべきである。

B 大変、担当者が忙しく、装置を使用したい時に支障がある時があるので、施設開放の時の外部への許可システムの再考が必要。

【いただいたコメントへのお答え】

@ 機器の開放に努めます。

A 提案公募型研究開発を始め、各種の外部資金の導入活用に努めます。

B 平成17年度に総合センター全体で使用認定制度の検討を行い、できるところから導入していきます。

エ 人材養成事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

0人

4人

5人

0人

0人

いただいたコメント

@ ナノ加工、計測は将来重要な技術になる。地域の相談に対応できる人材育成を期待する。

A 地場の中小企業に対して、MEMS(nano加工)と従来加工との違いを明らかにし、その見識を教育する。

B 成果発表会資料等を発表会に参加できない企業にも手にはいるようにして欲しい。

【いただいたコメントへのお答え】

@ 関連する学会、シンポジウムなどの研修会を利用して職員の研鑽に努めます。

A 方法を工夫し、地場企業の技術者への技術普及に努めます。

B 現在、研究等のサマリーをインターネットで公表していますが、資料等の入手方法等を明記し、周知を図ります。

オ 研究開発事業

評価点5

大変優れている

評価点4

優れている

評価点3

適正である

評価点2

一部見直し必要

評価点2

全面見直し必要

2人

6人

1人

0人

0人

いただいたコメント

・一軸ジャイロセンサはベンチャ企業支援で成果が出た事、評価

・基板の保管方法の改善はミリ波部品加工に大変に役に立つ。

@-1 MEMSという開発競争の激しい分野において、地域ニーズを踏まえた研究開発を行っており、地域発展に十分貢献しているものと考えられる。今後も地域ポテンシャルおよびニーズを十分反映した開発を期待する。

@-2 個性的、独自開発の薄膜素子の開発研究に期待したい

@-3 ウェットプロセス、機械加工との融合プロセス構築が重要

【いただいたコメントへのお答え】

@ 今後も、地域ニーズを踏まえて、連携を強化して実用的な研究を行っていきます。

2.総合評価

(1) 試験場の役割

評価点5で役割を最大級に評価できる、とされた方が2人、

評価点4で役割を大いに評価できる、 とされた方が6人、

評価点3で役割が適正である、    とされた方が2人

で、評価点2(一部見直しの必要がある)及び、評価点1(全面見直しの必要がある)とされた方はおられませんでした。

評価点

評価者

いただいたコメント

2人

・地域の技術基盤に基づき、その技術力の強化さらに新たな技術開発に意欲的に取り組んでいる。サービス・支援も十分であり、技術開発力も極めて高い。さらに地域ニーズを踏まえ、地域貢献に寄与することを期待する。

・大旨、適正。今日つぶさに見せてもらい、大変な尽力をし、また成果を上げていることに感銘した。

6人

・数多くの依頼試験、設備開放要求があり、又、対応している事は地域の試験場として、役割として評価できる。

・技術支援を中心に中小企業の育成、変化への対応など大きな役割を果たしてきたと思う。

・スマートデバイス(Compact化、技術のblack box化)の方向は妥当である。

・中小企業の技術指導が主目的であること、又、日本の国際競争力の源泉が中小企業にある事を考えると基本的に役割は適正と考える。

・相談、依頼事項に関しては適正

・役割が大いに評価できる。今後は益々重要であり、しかも拡大されていくと思う。従来の人数、仕組の改革が必要である。《組織》

2人

・試験場の役割がきちんと整理認識され、その範囲内での業務品質を高めようという努力が見受けられる。

0人

 

0人

 

(2) 試験場の機能

評価点5で事業が最大級に機能している、とされた方が2人、

評価点4で事業が大いに機能している、 とされた方が6人、

評価点3で事業が適正に機能している、 とされた方が2人

で、評価点2(一部機能していないので見直しの必要がある)及び、評価点1(全く機能していないので全面見直しの必要がある)とされた方はおられませんでした。

評価点

評価者

いただいたコメント

2人

・地域の技術基盤に基づき、その技術力の強化さらに新たな技術開発に意欲的に取り組んでいる。サービス・支援も十分であり、技術開発力も極めて高い。さらに地域ニーズを踏まえ、地域貢献に寄与することを期待する。《プラン》

・インターネットで設備機器利用の予約状況を見ると極めて有効に利用されていることが分かる。他の試験場と比べても極めて良好である。人員限られているから施設開放を主とするのがよい。《プラン》

6人

・充分機能していると思う。

・現在は最大限の動きである。これ以上だと、試験場内の後継者育成にも影響が出て来ると思う。《組織》

・年間2万件を越す相談・試験・開放などがあり、これを財産として懸命に機能を果たしているのが現実であろう。《組織》

・環境対応に対する地域のレベルアップ《課題》

・機能しているが、まだまだ期待に十分応えているとは言えない。もっと企業現場へ出て企業間ネットワークづくり、研究会などのコーディネート役を担って欲しい。《プラン》

2人

・国際競争力につながるようなテーマの選定が為され、今後の方向性を見出し始めたようなテーマも散見できた。(前回よりテーマを絞った為に、試験場の機能を理解し易かった。)

・報告されている内容を見ると機能していると思う。しかし、要求に対応できなかった事例や世界のレベルからの当場の技術レベルの自己評価等から、将来機能の検討も必要ではないかと思う。《プラン》

0人

 

0人

 

(3) 試験場の体制

評価点5で役割達成に向けて体制が最大級に優れている、とされた方は0人、

評価点4で役割達成に向けて体制が大いに優れている、 とされた方が4人、

評価点3で役割達成に向けて体制が適正である、    とされた方が4人

評価点2で体制を一部見直す必要がある、       とされた方が2人

評価点1で体制を全面見直しする必要がある、とされた方はおられませんでした。

評価点

評価者

いただいたコメント

0人

 

4人

・余りに大量の支援を少ない人数でよくカバーしている。今後は質を維持しながら、大量の相談等に応じられるよう、人的支援体制の強化を期待したい。《組織》

・人員不足、設備不足、予算不足を感じる。《組織》

・諏訪地域に立地するが、交通網も改善されたことだし、地域というより、専門分野で他の試験場の役割を考えるべき。当然、四試験場の密なる連携が必要。《プラン》

・各部の連携をさらに密にして行く必要があろう。《プラン》

4人

・日本の国際競争力の増強にとって大変重要な役割を担っていると思うので予算的にも拡大していってもらいたい。《組織》

・今後民間から要求されるサービスは高度化、多量化、多種化すると思われる。適切な人員配置(増員)で適切なサービスができるように配慮が必要と思われる。《プラン》

・各試験場がバラバラという印象がある。組織の縦割りの印象。プロジェクトの単位で動くような仕組みが必要ではないか。《プラン》

・横の連携がどの位機能しているのかがわかりにくい。《プラン》

2人

・非常に多くの業績、高い技術レベルと思うが、対応する人員、予算面での対策が必要である。《組織》

・「環境技術」に関して、時代やマーケットの求める内容、水準を把握すべき。それに対する現状把握を行い(公的機関と民間の組織)県及び試験場がいつまでにどの内容機能をどの水準まで保有すべきか、デザインとロードマップを作成すべきだ。《課題》

0人

 

(4) 将来に向けての提言

合計

評価点

評価者

いただいたコメント

15

0人

 

14

2人

・地域の将来ビジョンをより明確にし、それに対応する戦略的ミッションを強化したらどうか。そのためにはもっとアクティブなミッション(例えば、コーディネート機能など)の追加、それを遂行するための予算の設置などをお願いしたい。《組織》《プラン》

・精密加工の高度な基盤を今後しっかりと受け継いでいくことも大事。そうしたミッションの追加も重要なことと考える。《課題》

・適材適所のために人事の交流をよく考えるべき。公設試験場ということから組織として対応することは当然であるが、新しい技術の発想などでは個人も評価してインセンティブとしたい。《プラン》

・大学も産学官連携を重視している。互いに補い合いたい。連携で技術のブラックボックス化に有効かも。《プラン》

12

2人

・施設開放において各種測定機器においては、機器の構造、使用目的、使用方法等、一般企業従業員に教育をし、精密工業試験場機器使用資格を与え、以後、資格者は単独で機器使用でき、又、その機器使用習熟度に応じ、次に機器使用希望者に操作方法を教える。次のステップの資格を与える事を行い、個人、企業に寄与する。この制度を持つ事により、人材育成と施設開放を同時に進め、機器使用の立合い等の職員の時間的制限を軽くし、技術相談助言、依頼試験、研究開発への対応をよりスピーディに又、深厚できる。《プラン》

・現有する財産(企業からの相談、試験、施設開放など)を大切にしながら問題解決型の機能に併せて問題提起型の機能をももつ試験場へと展開して欲しい。《プラン》

11

3人

・全体での開発テーマを持ってはどうか?→特に融合領域《課題》

・素材開発的なアプローチが少ないように思えるが、今後、力を入れていったらどうか?《課題》

・必ずしも先端技術のみでなく、在来技術の組み合わせなど融合した分野を見通すアドバイス、相談機能などを考える必要があるのではないか。《課題》《プラン》

・「中小企業の顧客満足度」という視点がより大切ではないか。《プラン》

・定量的目標(相談件数or解決件数or特許件数?)を持つべき《プラン》

 9

3人

・県の「ものづくり戦略会議」の提言を受けて、今と今後の県産業の「技術」のあり方とそれを担う県の試験場のあるべき役割と機能をデザインし直す時期が来ている。《組織》《課題》《プラン》

・地域企業からの相談,依頼等が3万件近くある事は、存在意義大きいと思う。その半面、予算が縮小している事に対する対応策が重要。事業収入を得る体制等将来構想を考える時期。又、成果のPRが必要と思う。《組織》《プラン》

・「環境技術」に対しての県や試験場の役割りと分担、機能を明確にすべきだ。《課題》

・県内の中小企業の技術ニーズと時代やマーケットの求める技術ニーズをキチンと把握する事が益々大切となっている。マーケティングの概念を導入する時期だ。《課題》

・グローバル視野をベースに活動を考えて欲しい。《課題》

・若手研究者をどしどし海外へ出して、層を厚くして欲しい。また、グローバルの認識を深めて欲しい。《プラン》

・職員のヤル気を出させる運営、ビジョンとバックアップ体制が望まれる。《プラン》

W 総括

 「技術相談・助言、依頼試験、施設開放、人材養成、研究開発などの事業を通じて、利用者である中小企業のニーズに応え、本県工業の発展に寄与することを目的とする」、試験場の役割については、適正であり成果を上げているとの評価をしていただきました。評価に甘んじることなく、引き続き、各事業で成果を上げるよう努めていきます。

 また、役割を達成する上での機能については、適正であるとの評価をしていただきながらも、人的制限から機能拡大が限界であるともご指摘いただきました。一方、企業現場のニーズをつかんでの企業間連携のコーディネート役への期待や当場の技術レベルの自己評価を行うべき、など大変重要な視点を示唆していただきました。

 試験場の体制については、予算、人事、設備に不足があるとの指摘を複数いただき、また、適切な人的配置というご指摘もいただいております。現場においては更なる業務の効率化に努める一方、要望される技術支援体制作りに向けての努力をしていきます。また、ご指摘にもありますが、試験場内のみならず各機関との連携を強化しての取り組みが必要であると考えています。

 試験場の役割、機能、体制、またこれらを踏まえていただいた上で将来に向けての提言などの全般を通じ、大きく5つの提言をいただきました。

@ 組織(予算、人事、設備)に関すること

A 受動的役割から能動的役割への転換

B 環境技術への取り組み

C 企業人材養成システムと試験場の効率的運営をリンクさせた取り組み

D 職員資質向上(グローバル視点の涵養、技術の伝承)

試験場が今後どのような役割、機能を果たしていくのかは、最終的には県の方針に基づいて決定されていくことですが、現時点で、平成17年度から工業関係試験場が総合センター化される予定です。

いただいた5つの提言に関連して、県としては総合センターの機能、目標、活動指針等として、次のように考えています。

(1)予算については総合センターが主体的に予算編成に係わっていける体制とし、また、現場の業務量に応じた柔軟な人員配置を行い、より効率的な業務運営をしていく。

(2)総合センターの果たすべき役割と機能を見直し、それぞれの業務に定量的目標を設定することも考えていく。

(3)横の連携とプロジェクトの設置がより可能な体制とし、コーディネート機能を強化する。総合センターにおいて、技術連携支援機能を強化し、産学官連携を積極的に推進するとともに、職員が積極的に企業に出向く現場主義を推進し、問題提起型の試験場へと展開したい。

(4)「環境技術」に関するロードマップは、平成17年度に検討したい。

(5)資格認定制度の創設による機器利用の拡大、依頼試験等の民間企業とのすみわけの促進を行い、限られた人員を相談・研究等の支援業務に向けていく。また、平成17年度に総合センター全体で使用認定制度の検討を行い、できるところから導入したい。

(6)職員が視野を広げグローバルな視点を持つことは大変重要なことと考えており、職員の海外派遣は制度上も認められている。職務上本当に必要であるかどうかという観点から、個々のケースについて判断される。しかし、現状は、県の財政が非常に逼迫していることから、公費による海外派遣は大変厳しい状況である。

精密工業試験場では、こうした県の方針を踏まえながら、現地機関として可能なところから取り組んでいきます。

試験場が能動的な役割を果たす点については、これまでもコンソーシアム開発事業、研究会プロジェクト等、様々な産学官連携の取り組みに支援機関として、あるいは助言者、実行委員、研究担当者等として参画してきました(平成15年度実績で年間延べ93回122人を派遣)。今後、さらにそうしたネットワークの中で効果的かつ牽引的な役割を果たすべく技術支援に取り組んでいきます。

また、試験場設備の一層の活用と、技術支援の内容を更に充実するためにも、試験場設備を自ら使える企業技術者を育てていくシステム作りに取り組んでいきます。

いただいたこの他の提言に対して、現時点で十分な対応ができないものについては、ひとつひとつ検討を進めていき、対応が可能になったものから取り組み、HP上でもお知らせいたします。

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